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田舎暮しはつらかった

田舎暮しはつらかった
渡辺 瑠海
ロコモーションパブリッシング (2005/09/27)
おすすめ度の平均: 5
5 一人と一匹の奮闘が哀しくも可笑しい!
5 田舎暮し後の現実をイメージできる

憧れのスローライフとは言うけれど、1200万人都市・東京を離れ、突然人口密度100人の田舎に引越したオンナひとりと犬一匹。農道、昆虫、宝くじ、迫り来るカルチャーギャップの試練、また試練。土佐の高知を舞台に繰り広げられる『地方の時代』爆笑顛末記

かなり笑えます。環境が激変した作者のテンパリ具合が手にとるようにわかっておかしい。人ってこんな風に順応していくんだなと疑似体験した感じ。詩的な表現とブラックでストレートな表現が絡み合ってサイコーです。文字も少し大きめで疲れなかった。一気に読みました

どんなところに住むのかによって若干の違いはあるでしょうが、憧れの田舎暮しを“始めた後”のイメージをつかむのに最適だと思います。
ときにおかしく、ときに切ない共感を誘いながら、絶妙な比喩を交えつつ一気に読ませます。

ただ著者の場合、ひとまずネットがあれば仕事ができるライター稼業を生業とし、住まいは実家の母屋のため、田舎暮しを始めるにあたっての家探しや職探しの苦労話を期待して読むと当てが外れてしまうと思いますが、都会には都会の良さが、田舎には田舎の良さがあり、都会で暮らすにせよ田舎で暮らすにせよ、何が一番大切か―ということを改めて気づかせてくれる一冊ではないでしょうか。

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